この番組が放送されて以来、『 トップ・シェフ 』の候補者たちの多くが、パリで とてもエキサイティングなレストランをオープンした。そのうちの一人、シェフのトーマス・チゾルムは、非常に色彩豊かなシーズンにおいて傑出した候補者の一人で、数年前に ストラスブール・サン・ドニにパリ初の店をオープンした。
Chochoと名付けられたこの 素晴らしいレストランでは、作家のレゾネとセゾン料理が 楽しめる。地元の美食家ならご存知のように、チョチョはル・ベル・オルディネールの後を継いで、天井の高い魅力的なレストランとなった。
大きなゲストテーブルが2つあるので、スペースを気にすることなく友人とランチを楽しむことができ、快適なバンケットではカップルがプライバシーを保ちながら食事ができる。アラカルト・メニューには、シェフの出自を讃える、アメリカ料理を中心に様々な影響を 受けた独創的な小皿料理が並ぶ。
そして常に、小規模で献身的な生産 者の美しく持続可能な食材を皿の中心に置き、 エキサイティングな組み合わせ、オリジナルの調味料、一風変わったプレゼンテーションで引き立てることを望んでいる。最初の訪問でChoChoに魅了された私たちは、2年後、2度目の訪問でその第一印象を確信した。
5コースメニュー(72ユーロ)、ベジタリアンメニュー(54ユーロ)、アラカルトメニューから好きなものを選ぶことができる 。そして常に、どの料理にも、トーマス・チショームがどれほど賞や評価に値するか、はっきりと声高に叫んでいるような、ちょっとした創造的なキックがある。
詳しく説明すると、2回目の訪問では、ホワイトアスパラガスのグリル(18ユーロ)、丸いパルメザンソース、塩味のボッタルガ、自家製キムチ添え、 黄金色に輝く子羊のスイートブレッド(28ユーロ)、グリーンアスパラガスのバーベキュー、オリーブクリーム添え、そして田中淳の迷彩柄の料理にインスパイアされた10種類目のソース料理(12ユーロ):ワカモレのようなブロッコリーのピュレ、スモークした生クリーム、キャラメリゼしたオニオンのスービーズ、パンチの効いたエストラゴンの葉緑素、エストラゴンオイルパウダーとカラマタオリーブパウダーをトッピングしたものなど、そう、全部だ。
野菜、調味料、オイル、ソース、そして先祖伝来の 保存 技術(トーマス・チショルムは、季節の食材を シロップやビネガー、さまざまな乳酸発酵液に変えることに大きな喜びを感じている)に重点を置きながら、これらの小皿料理はすべて完璧にマスターされているが、私たちにとって際立っていたのは、トーストしたパンのニョッキだった、私たちに最も大きな印象を与えたのは、間違いなくトーストしたパンの ニョッキ、セージ風味のクリーム、ライ麦味噌と保存調味料を添えた鶏の肉汁(14ユーロ)だった。
今年最高のテイスティングのひとつだ。
デザートも完璧で、イチゴのシャーベットとフィオル・ディ・ラテ・アイスクリームの震えるようなデザート(12ユーロ)や、 タヒチ産バニラ、ブラックレモン、ピーカンとアーレットの 非常に軽いデザート(14ユーロ)がある。ChoChoでトーマス・チショルムの料理を堪能しよう!
所在地
チョチョ
54 Rue de Paradis
75010 Paris 10