クリスティーヌと レ・フュ・ド・リルに続き、エミリーとボリス・バザンは2018年末、サンジェルマン・デ・プレの中心部に「ル・コルヴェール」をオープンした。ホテル経営学校で訓練を受けたこの若いカップルは、ボリスにとってはイタリアで、エミリーにとってはロンドンで始まったキャリアを続けている。
仕事でも生活でも団結したベック・パリジャン夫妻は、まずファミリーレストラン「ル・クリスティーヌ」を守ることに着手し、2004年にそれを買い取った。その4年後、サン・ルイ島にあるビストロノミック・レストラン、レ・フー・ド・リル、そしてル・クリスティーヌの目と鼻の先にあるレストラン、ル・コルヴェールを買収した。
数ヶ月に及ぶ改装の後、コルヴェールは定冠詞を取り除いたコルヴェールへと姿を変え、新たな顔、魅力的なメニュー、そしてビストロノミー界の上層部へと向かうべく抜擢された新シェフ、アルノー・バプティストを披露した。ル・ムーリス、ル・カレ・デ・フィーヤン、ラレノテークで働き、2021年版の『トップ・シェフ』で一般大衆の前に姿を現した、このような個性的な風貌を持つシェフがこのようなことをしても驚くにはあたらない。
アルノー・バティストは、ノワジー・ル・グランにあるジャッキー・リボーのレストラン、レ・メロヴィンジャンを去り、ビストロでもレストランでもない、その両方を併せ持つ彼の「ビストロラン」、コルヴェールに移る。
アルノー・バティスト版『コルベール』は、私たちが 今年テストしたレストランの リストのトップに位置する。
カナイルでありながら洗練され、気前がよく、決して退屈することのない、このアフェリオランタン的で、ちょっとエッチなビストロノミーは、ランチではアラカルト、前菜/メインディッシュ、メインディッシュ/デザートメニュー(30ユーロ)、前菜/メインディッシュ/デザートメニュー(36ユーロ)、ディナーではスモールプレートバージョンを味わうことができる。
蒸しエンドウ豆の タルトレット、エンドウ豆のムースリーヌ、野生のニンニク、ドゥルセ海藻、アーモンドとニンニクのエマルジョン(17ユーロ)、これは非常に繊細な料理である。有機卵のマリネ、滑らかなパルメザンクリーム、チェチーナとフライドオニオン(16ユーロ)、これは思ったより単純な料理ではない。 生の仔牛、シソの葉、スモークしたマスの卵、マスタードシードのピクルス(18ユーロ)、このランチは素晴らしいスタートを切った。
クミンで焼いた丸ごとのニンジン、アーモンドミルク、プルーン、コリアンダー、野生のニンニクで甘く味付けしたもの(23€)はベジタリアンも退屈しない; 仔牛のナックル、ジティ、ライ麦ミルク、タイム・ジュース、大きなボタン茸(32€)、あるいはガティネ産のモルモットを2度煮したもの、チャードと空豆、インゲン、アンチョビ、黒ニンニク、スライス・ジュース(31€)。私たちはアルノー・バプティストの精神で航海しているのだ。
サイドディッシュも忘れてはならず、専用の食器が用意され、それぞれの料理にダブルサービスが保証される。もちろん、夫妻の友人や生産者から取り寄せた自家製ワインで乾杯することもできる。
お祭りは始まりと同じく、調理済みと生のイチゴ、オルジートヨーグルト、アーモンドのキャラメリゼ、マラス・デ・ボワのソルベを添えたデザート(14ユーロ)、温かいクラフティにセレーチェリーを添えたもの(15ユーロ)、そしてリンゴ、エルダーベリー、ルバーブ、リンゴ、エルダーベリー、ルバーブ、シソのアイスクリームを添えた本日のデザートで終わる、マーマレード、オレンジの花、シソのアイスクリームを添えた温かいクラフティ(15ユーロ)、そしてアラカルト・デザートをうらやましがるものは何もない、リンゴ、エルダーベリー、ルバーブ、フローズン・ヨーグルト、メレンゲ・パウダーを使った本日のデザート。
目をつぶってお勧めしたい場所のひとつだ。
所在地
マガモ
54 Rue Saint-André des Arts
75006 Paris 6
アクセス
メトロ:オデオン
料金表
Entrée – plat ou plat – dessert : €29
Entrée – plat – dessert : €35
À la carte Environ : €55 - €65
公式サイト
colvert.paris