彼の最初のレストラン「タマラ」は、私たちが訪れた2回とも私たちを驚かせ、圧倒した。そして今、シェフのクレマン・ヴェルジャは、パリ4区、セーヌ河岸とサン・ルイ島から目と鼻の先に、新しいビストロノミック・レストラン&ワインバー「ネルー」をオープンした。
ピエール・サンと ラデュレで修行した 後、バニュルス・シュール・メールのル・ファナルとパリのコペンハーゲンという2つの ミシュラン星付きレストランで腕を磨いた。
芽キャベツ、細切りチキン、カボチャの種とラベッジのペースト
2人のパートナーは、創造性、最高級の農産物への敬意、発酵、ピクルス、脱水、含浸など、長い間忘れ去られていたが、最近再び前面に出てきた 伝統的な調理技術を使った製品の変成という同じ道を歩んでいると言わざるを得ない。
それは、彼らの作品にユニークなタッチを加えると同時に、廃棄物や地球保護に関する現在の問題に取り組む方法なのだ。地元産の 果物や野菜、隣接するベーカリー「ラ・パリジェンヌ」のパン、持続可能な漁業で獲れた魚介類など、慎重に検討された調達も同様だ。
Tamaraに続き、Nelluでも、Tamaraよりも安い値段で、お皿に盛られたビストロノミーとグラスに注がれた素敵なドリンクを提供している。 ランチ・メニューは前菜/メイン、メイン/デザートで32ユーロ、前菜/メイン/デザートで39ユーロ、夜はアラカルトで平均60ユーロ。
ローストした干し草で燻製したビーツ、発酵ビーツ、シチリア風パン粉
22席のこのレストランのエレガントでミニマルなデザインは、シェフ、ジャッキー・リボーの3つのグルメ・レストラン、「L'Ourss」、「Qui Plume la Lune」、「Les Mérovingiens」などを手がけた建築家兼インテリア・デザイナー、キャロリーヌ・ティシエの作品である、ダークでウッディな色調と、 オープンキッチンを見下ろす大きなカウンターのあるメインダイニングルームと、ワインバーを正当に評価する300のスキットルで 丁寧に囲まれた、視界から隠された広大な ゲスト用テーブルとに分かれている点が、タマラとは異なる。
ワイン・リストは、一流のリファレンスと 小規模ドメーヌのヴィンテージの間で揺れ動き、国境を越えている。ドイツ、ルーマニア、フランスのテロワール、エレガントなソーヴィニヨンやマセラシオン・ワインなど、ネルーのソムリエ、リッカルドが厳選したワインをテイクアウトできる。
鱈のバターロースト、キャベツ、黄ワイン風味のブールブラン
ランチタイムには、 前菜2品、メイン2品、デザート2品の 短いメニューが日替わりで提供される。何が待っているのか口頭で説明すると、ランチはとても縁起の良いものになりそうだ。かぼちゃの種とラベッジのペーストで味付けした細切りチキンを優雅に隠す、花びらをやっと湯通しして揚げた芽キャベツから始まり、 干し草でスモークしたビーツのローストに発酵乳のヴィネグレットとシチリアのパン粉(アンチョビ、ケッパー、ニンニク、パン)をかけた、発酵バージョンもある。
スケトウダラのバターロースト、キャベツのブールモンテ煮、黄ワイン風味のブールブラン添え、バターナッツとニンニクのエマルジョンを添えた 鶏もも肉のプレス、ニンニクを発酵させた蜂蜜を塗って火であぶったバターナッツのローストの忘れがたい断片との組み合わせなどだ。同じ皿の上に盛りだくさんの料理が並ぶが、料理は とてもわかりやすい。
エルサレム・アーティチョークのデザート
バターナッツのクレーム・ブリュレとカボチャの種のトースト、エルサレム・アーティチョークのデザート、エルサレム・アーティチョーク・キャラメル、洋ナシのクリュディテ、チョコレート・ガナッシュ、エルサレム・アーティチョーク・シフォン、エルサレム・アーティチョークの皮、エルサレム・アーティチョーク・クリスプなどだ。完璧なパフォーマンスだ。
公式サイト
www.restaurant-nellu.com