マイレア・ヴェーガーはアメリカでは知らない人はいない。カリフォルニア出身のこのシェフは、サンタモニカの有名店「Gjusta」や「Gjelina」で副料理長として名を馳せた後、パリの「Echo」を経て、ナッシュビルに自身のレストラン「Lou」をオープンした。そして今、フランスの首都に戻ったシェフは、ナッシュビルのレストランに呼応するように「ルー」と名付けた最初のレストランをオープンする。
テネシー州からスーツケースでやってきたマイレア・ウェガーは、沈まぬ太陽と、 メキシコの影響を強調したカリフォルニアのアクセントを持つ料理を持ち帰った。アメリカ料理に対する先入観に対するアンチテーゼであり、ロサンゼルスのレストランではよく知られ、認知されているマリアージュである。
両側から自然光が差し込む大きな出窓、天国のような色彩の花束、トラバーチンのカウンター、テーブルの上に置かれた色とりどりのカラフェに至るまで、細部にまで目が行き届いている。
友人同士のグループに理想的な2つの大きなゲストテーブル、スタンドアップカウンター、またはより親密なレストラン奥のテーブルでは、タイ人のタサニー・ペンフェーンとメキシコ人のグロリア・バスケス・サンチャゴの2人の副料理長の緻密な仕事によるシェアリングプレートがパレードする。
この女性3人組は食材の調達にも手を抜かず、倫理的で持続可能な農業と漁業に取り組む生産者を厳選し、手を取り合っている。ファブリス・マンズーリが調達した200種類以上のワインをはじめ、レストランに隣接した ワインセラーも 近々オープンする予定だ。
ルーの一 押しメニューは、目玉焼き、白玉クリーム、ヘーゼルナッツバター、サルサ・ネグラ&ベルデをトッピングしたトスターダ(14ユーロ)や、チョコレートと塩メープルシロップのソースをかけたそば粉のパンケーキで、シャンティのように泡立てたモルトバターが添えられている。
コーントルティーヤを浸して指で食べる ラムのエフィロシェ(28ユーロ)や、豚バラ肉とキャラメリゼオニオンのサンドイッチ(20ユーロ)もとてもエッチだ。新鮮で良心の呵責を感じるなら、グリーンアスパラガス(18ユーロ)にはソラマメ、ラディッシュ、セロリのピクルス、フライドケッパー、ヨーグルトランチソースが添えられ、 スモークしたグロワ・ムール貝(24ユーロ)にはプンタレッラの心臓のピクルス、カブ、クルトン、プリザーブド・レモン・ヴィネグレット、ピンクベリーが添えられている。最後に、自家製アイスクリーム(リボットミルク、ブラックペッパー)とソルベ(ストロベリー)をどうぞ。
所在地
レストラン・ルー - 永久休業
18 Rue Saint-Ambroise
75011 Paris 11
料金表
Desserts, à partir de : €9
Entrées, à partir de : €16
Plats, à partir de : €26
公式サイト
www.instagram.com