スライスピザ、ロブスターロール、パンケーキ、そしてスマッシュバーガーやマカロニチーズ......。パリでは、多くの北米料理が大西洋を渡り、パリの屋台に進出している。しかし、まだパリに上陸していない名物料理があるとすれば、それはエッグバンズだ。
サン・マルタン運河沿いにオープンして数年になる、魅力的なカリフォルニアスタイルのレストラン「ラウンド・エッグ・バンズ」。ミニマルな内装、ラフな壁、サンドイッチが食べられる長いカウンターなど、和やかな食事を楽しむのに必要なものはすべて揃っている。
ラウンド・エッグ・バンズの指揮を執るのはオリヴィエとサイモンで、厨房ではメルヴィンが補佐し、あらゆる好みに合うエッグ・バンズを作り出している。そして何よりも、厳選された良い食材にこだわっている。肉はコレーズ産、ベーコンは自家製、卵は放し飼い、ソースやピクルスはもちろん 自家製、チップスやコールスローも 自家製 だ。
これは、アメリカ人の品質基準とはかけ離れている。では、丸い卵バンズにスタンプを押した卵サンドには何が入っているのだろうか?
もちろん、サンドイッチの中心にあるのは卵で、サニーサイドアップでもスクランブルでもOK。残りは創造性だけで、5つのレシピがあり、それぞれが前より食欲をそそる。私たちは、 スクランブルエッグ、とろけるチェダーチーズとチャイブ、オニオン・コンフィ、自家製シラチャ・マヨネーズが入った スクランブル・ サンド(8.50ユーロ)が気に入った。
サニー・スマッシュ(11.50ユーロ)は、目玉焼き、チェダーチーズ、フレッシュ・レッド・オニオン、ピクルス、シラチャ・マヨネーズが添えられ、端が超カリカリに潰されたビーフで、同じ回帰的な喜びを提供している。メニューの値段は安く、サンドイッチの種類によって13.50ユーロから16.50ユーロで、サイドメニューとドリンクまたはクッキーが付いている。
サイドディッシュといえば、フライドポテト(3.50ユーロ)も申し分ないが、ハッシュドポテト(4.5ユーロ)もおすすめ。こんがり焼かれた野菜が黄金色のパテ状になっていて、やみつきになる味だ。次にサン・マルタン運河沿いを散歩するときは、また「 ラウンド・エッグ・パン」に戻ってこよう!