厳しい時代であることは事実だが、 予算内で自分へのご褒美に イタリア旅行を楽しみたいのなら、こんな解決策がある。Colère、Ardent、L'Office、Bien Elevéなど、多くの名店が軒を連ねる首都の大通りRue Richerに位置するNeuvième Cruは、何よりも 家族的な雰囲気に包まれている。
ダイニングのヤニスと 厨房のザヒールの ハムール兄弟は、この10年間、独学で料理界に身を投じてきた。フレンドリーなもてなしと、こじんまりとした店ながら温かみのある雰囲気のヌーヴィエーム・クリュは、 近隣の人々にとって 心安らぐ場所である。
メニューには、創作的な狂気はないが、ボッテ直送の食材で調理された、 イタリアの 偉大な定番メニューが並ぶ。リガトーニ・アッラ・カルボルナーラ(グアンチャーレ、ペコリーノ・ロマーノ、卵、胡椒、これだけ)、ラザニア・アッラ・ボロネーゼ、ブルスケッタ(11月はトマトに目をつぶる)、カボチャのヴェルーテ、フォカッチャのクルトン......そして最後にはもちろんティラミス。
しかし、ここでの大きなプラスは間違いなく価格だ!ランチなら、メインディッシュが16ユーロ、 前菜・メインディッシュまたはメインディッシュ・デザートが19ユーロ、前菜・メインディッシュ・デザートが22ユーロ(コーヒー付き)。コーヒー付きだ。ディナーの場合、メニューが長くなり、照明が暗くなるにつれて、レストランは料理を増やしていくが、どれもリーズナブルな価格だ。
オーガニックでナチュラルなワインリスト、カクテルや 地元のソフトドリンクが、アルプスの向こう側での陽光に満ちたランチを締めくくる。