サン・ マルタン 運河からほど近い、同じくきらびやかなサント・マルト広場に、 魅力的な新店舗がオープンした。シェフ、ジュリアン・シモネのかつての本拠地は忘れ、アジャールに道を譲ろう。
ルーベン・キュリエルとソフィー・マリー・ラルーイは、若手シェフ、 カサンドレ・ベガン・ビレコックとカミーユ・バクーを厨房に配した。 何でもトルティーヤに入れた方がおいしい」という考えのもと、元ジャーナリストで現在はレストラン業に転身した彼は、タコスをパリ風に再解釈した新しいタイプのビストロを考案した。
エイドリアン・ラゴンの すっきりとした明るいレストランでは、メキシコ産のコーンフラワー・トルティーヤに、できるだけ地元産の食材をトッピングしている。骨髄、ルバーブ、セロリ、イワシ、ワサビ、グラニーアップル、茄子のグラサージュ、タヒニソース、コールラビのピクルスなど、珍しい組み合わせが日替わりだ。
前菜2品、メインディッシュ1品、デザート1品 。前菜2品、マッシュルームのソテーをのせたモンドールのグジェール、バーベナ・マヨネーズをかけた ホタテのタルタルなど だ。
続いて、 モルモットと栗の詰め物がローストセロリのメダリオンに盛られ、 栗と金柑の クリームを添えたパブロバが出される。この値段なら、もっと頼みたくなるだろう。もうひとつのお気に入りは、ガーキン果汁を使ったピクルス・スプリッツ(12ユーロ)。この店の 自然派ワインのセレクションを見たくない人には必見の味だ 。
夜のアラカルト料理(6~18ユーロ)は、鹿のすね肉と備長炭の和え物、鶏皮のサンデー(!)、ロケットシャーベットなど、さらに豪華だ。
アジャールに乾杯