クリスティーヌと レ・フュ・ド・リルに続き、エミリーとボリス・バザンは2018年末、サンジェルマン・デ・プレの中心部に「ル・コルヴェール」をオープンした。ホテル経営学校で訓練を受けたこの若いカップルは、ボリスにとってはイタリアで、エミリーにとってはロンドンで始まったキャリアを続けている。
仕事でも生活でも団結したベック・パリジャン夫妻は、まずファミリーレストラン「ル・クリスティーヌ」を守ることに着手した。その4年後、サン・ルイ島にあるビストロノミック・レストラン、レ・フー・ド・リル、そしてル・クリスティーヌの目と鼻の先にあるレストラン、ル・コルヴェールを買収した。
数ヶ月の改装とアルノー・バティスト・シェフによる短期間のシェフ任期を経て、コルベールは定冠詞を取り除いたコルベールへと姿を変え、 ビストロメニューを発表し、このレストランをビストロノミーの上層部へと決定的に導くのに理想的な 新シェフ、バティスト・ボーデリーを迎えた。ペニンシュラ・パリのL'Oiseau Blancやジョージ5世のL'Orangerieなど、数々のミシュラン星付きレストランで腕を振るってきたシェフである。
洗練さ れ、 偉大なフランス料理を 敬愛するこの優れた近隣のビストロは 、ランチではアラカルトと前菜/メイン/デザート・メニュー(36ユーロ)、ディナーではアラカルトと地元の食材に重点を置いた5品コース・メニュー(75ユーロ)で楽しむことができる。
私たちが訪れたときには、サバ(17ユーロ)、エストラゴン・ビーツ、黒ゴマ、クレソンのクーリ、ワサビクリーム、そして今シーズン初のグリーンアスパラガス(17ユーロ)があった。
手羽先のムニエル風(36ユーロ)、セロリのコンフィ、香草風味の柑橘類、ピリッとしたクリーム・モンテ、 鮟鱇の備長炭煮(42ユーロ)、モリーユのクリーム煮、生姜風味のシメ・ディ・ラパ、マダガスカル産胡椒ソース。とても素晴らしい2品だ。
シェフは、最後の一滴までソースを味わえるよう、カソレットをテーブルに置いておくよう気を配っている。もちろん、ここで提供されるワインは、夫妻の生産者や友人から調達した私たち自身のものだ。
お祭りは、非常に珍しいシュー生地と本物のバニラをたっぷり使ったアイスクリームの両方で、死ぬほどおいしいプロフィトロール(14ユーロ)で幕を閉じる。まさに罪の喜びだ。
シェフが変わるたびに、サンジェルマン・デ・プレを魅了し続ける。
このテストは、プロの招待客として行われたものです。もし、あなたの体験が私たちと異なる場合は、コメントでその旨をお伝えください。