近年、パリでは屋台料理店が急増する一方で、フランスのビストロ風料理を謳歌するレストランの開店数は減少している。しかし、フランスのテロワールや昔ながらの料理を愛する熱狂的なファンや愛好家たちがチャレンジしている。特に ティボー・シズンがそうだ。このIDAとブリガド・デュ・ティグレの元レストランマネージャーは、2022年12月にジャニーヌをオープンした。
この最初の店のために、ティボー・シズンは ブルターニュ地方で家族と過ごした時間を思い起こした。そこではランチが長引くこともあったが、美味しい料理と和気あいあいとした雰囲気がいつもそこにあった。つまり、ジャニーヌはティボーの祖母なのだ。ジャニーヌは、私たちが忘れがちな美味しいフランスのビストロ料理をルーツとするレストランである。
この冒険に同行するため、ティボーは才能あるシェフ、ソーダ・ティアムに声をかけた。イタリアでレストラン「ラシーヌ」のシェフ、シモーヌ・トンドに見いだされたソーダ・ティアムは 、パリの「ガレ・オ・ゴリーユ」で副料理長を務めるまでになった。そして今、 ソーダ・ティアムは新たな冒険に乗り出した。食材とフランス料理をこよなく愛する彼は、ジャニーヌのために繊細かつ大胆なメニューを考案した。
メニューは前菜4品、メイン4品、デザート3品で、 イカとブラックプディングのグリルをベースに、スクリーヌのロースト、コロンナタベーコン、赤ワインソースをトッピングした前菜など、海の幸を使ったメニューもある。この微妙な組み合わせは、おいしいと同時に驚きでもあり、フォークを数回動かすだけで、ソーダ・ティアムシェフの大胆さがわかる。
うずらのコンフィ、鶏レバーのパテ、 エルサレム産アーティチョークのクリーム煮、焼きねぎを使った2皿目の前菜も味覚を楽しませてくれた。こちらも大成功!
そして、ジャニーヌ自慢の前菜を試してみたいなら、焼き尖ったキャベツ、エストラゴンと青唐辛子のマヨネーズが添えられた、見逃せない「ウサギの脚のエスカベッシュ」に誘惑されてみよう。近年、首都のレストランではウサギは珍しくなっているにもかかわらず、ティボーはこのレシピを特に気に入っている。肉食が苦手な方でも慌てることはない。ジャニーヌは4番目の前菜として、ニンジン、クロソイ、アンチョビ、ミモレットクリームのヴルーテを用意した。
テイスティングは、もうひとつのお気に入り、'Comme une soupe VGE' で続く。おばあちゃんのスープチュレンに入れられ、美味しい薄皮に包まれたこの超グルメなスープは、ジャガイモ、ムール貝、ツブ貝、チョリソーを使っている。ハーブとグレープフルーツのサラダによく合う。
反対側には、子羊のモモ肉のグリル、ジャガイモのクリーム煮、パースニップのグラッセ、ジューシーな 肉汁と昔ながらのマスタード添え。ここでもまた、シェフの完璧にコントロールされた調理と味付けに拍手を送りたい。
これだけボリュームたっぷりの料理を食べてもまだ余裕があるのなら、アラカルトメニューのデザートに誘惑されてみることをお勧めする。その夜、私たちはグルメでとても心地よいピーナッツ・ビスケットと ホワイト・チョコレート・クリームを選んだ。
ジャニーヌは、その心のこもった料理と同様に、温かくフレンドリーな雰囲気で、バティニョール地区の新しいお気に入りのグルメスポットになる可能性が高い。ティボーとソーダはすべてを考えている。ジャニーヌでは、毎週新しい郷土料理が登場し、何度訪れても飽きないように定期的にメニューが変わります。ランチタイムには、2種類のセットメニューがある(前菜+メイン+本日のデザート 28ユーロ、または前菜+メイン、またはメイン+デザート 25ユーロ)。夜は、前菜とメインに本日のおすすめもメニューに加わる。
料理に合うワインを常に取り揃えているため、美味しいボーリングが好きな人も満足できるだろう。つまり、フレンドリーな雰囲気、ブラッスリースタイルの内装、そして何より、 コンテンポラリーで昔ながらの料理は、一口目から私たちを魅了してやまないのだ...。あなたもきっとジャニーヌの虜になるに違いない!
開催日および開催時間
より 2023年2月8日
所在地
ジャニン
90 Rue des Dames
75017 Paris 17
公式サイト
restaurantjanine.fr
予約状況
restaurantjanine.fr
01 42 93 33 94
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営業時間:月~金12時~14時、19時~22時