ベルギー人がパリでアメリカン・バーガーを 作り始めた。冗談の始まりのように聞こえるかもしれないが、1年前に モントルグイユ通りにオープンした『マンハットンズ・バーガー』では、まさにそれが起こっている。ジェロームとフィリップのヴァンデルムーレン兄弟は、ニューヨークのストリートフードに情熱を燃やし、片方はニューヨークでワッフル職人として2年間働いたこともある。
とはいえ、首都に数多くあるハンバーガー・レストランの中で目立つことは容易ではない。 マンハットンズ・バーガーでは、PDOチーズ、牧草で飼育されたアイリッシュ・アンガス・ビーフを炎で焼いたステーキ、ニューヨークの有名な地区、リトル・イタリーのベーカリーのレシピに従って作られた、柔らかいが甘すぎないブリオッシュ・バンズなど、しっかりとした食材に頼ることにした。
メニューには9種類以上のハンバーガーレシピがあり、それぞれ前のよりエッチなものばかりだ。先日試食したパナメ・チーズバーガー(13.80ユーロ)を筆頭に、アイリッシュ・アンガス牛のステーキを丁寧にグリルしたもの(ここでは焼き方は選べない、AOCレブロション・チーズ、キャラメリゼ・オニオン、カリカリ・ベーコン、チャイブ、マスタードとハチミツのマヨネーズを使った、純粋なアメリカの伝統料理だ。
しかし、牛肉、スイス産エメンタールチーズ、マッシュルームソテー、カリカリベーコン、サラダ、トリュフマヨネーズがのった、この店のもうひとつのヒットメニュー、ギャツビー・バーガー(13.80ユーロ)や、肉の代わりにファラフェルを使い、新鮮なザジキ、トマトタルタル、スパイシーソースがかかった、この店のベジタリアンメニュー 、ブルックリン・ファラフェル(12.40ユーロ)にはまる人もいるだろう。
とろけるチーズが滴る小さな美女のお供には、秘伝のソースを添えたベルギー風フライドポテト(4.5ユーロ)か サツマイモのフライドポテト(5ユーロ)、そしてもちろんベルギー産の生ビール(エスタミネ、スティーンブルッヘ、コルネなど)が最高だ。最後に、勇気のある人はバニラ、オレオ、スペキュロスのミルクセーキ (7.5ユーロ)を選ぶだろう。
所在地
マンハットンズ・バーガー
59 Rue Montorgueil
75002 Paris 2
料金表
Burgers : €10.6 - €13.8
公式サイト
www.manhattns.com