シュー生地を使っていないので、ガレット・デ・ロワとは呼べないが、あまりのおいしさに、思わず目をつぶって「もっと」と頼んでしまう。パティスリー・レ3・ショコラにはシュークリームを作るスペースはないが、数年前からシュークリームの代わりになるものを提供している。
サン・ポール通りにあるレ・スリー・ショコラでは、日本のエレガンスに敬意を表した上品な抹茶タルトを 提供している。シュー生地は使っていないが、華やかさでは負けていない。抹茶のショートブレッド、抹茶の ガナッシュと ビスキュイ、サクサクのアーモンドと ヘーゼルナッツの プラリネで作られており、自然を称える職人の豆がすべてを引き立てている。つのサイズ(4人用32ユーロ、6/8人用47ユーロ)があり、伝統と革新が融合している。
サクサクのショートブレッド、細かく砕かれた抹茶、とろけるようなサクサクのプラリネ!
佐野恵美子と 木村翔の夫妻は、モダンなペストリーとユニークなチョコレートの作り手である。祖父の佐野玄作から続く日本人のショコラティエの家系に生まれた佐野恵美子は、3世代にわたって受け継がれてきた専門知識と、MOFオリヴィエ・バジャールやプラザ・アテネといった大物との仕事の経験を兼ね備えている。2017年以来、パリのブティックは大胆さと繊細さを兼ね備えたクリエーションで顧客を魅了している。
レ・3・ショコラ」のウィンドウには、季節ごとに変わる6種類のペストリーと、さまざまなフレーバーの約20種類のチョコレートが並んでいる。中でもヘーゼルナッツのプラリネ、オレンジの花のほうじ茶チョコレート、ゴマのプラリネは必食で、味噌チョコレートやわさびチョコレートといった大胆な作品もある。抹茶好きには、チョコレート・バーやボンボンもおすすめだ。
甘いもの好きには、店内のアットホームな雰囲気もたまらない。場所には限りがあるが、その場でスイーツを試食することも可能だ。抹茶のタルトや、有名な「3つのショコラ」のような看板商品など、日本とフランスが華麗に融合した異色のパティスリーを発見したい美食家にとって、この店は見逃せない。
つまり、ガレットとは一味違う、和気あいあいと分かち合う楽しさと豆の驚きを味わうなら、パリ4区サン・ポール通り45番地のレ・3・ショコラへ。営業時間は木曜日から月曜日の11時から19時まで。定休日は火曜日と水曜日。
所在地
レ・3・ショコラ
45 Rue Saint-Paul
75004 Paris 4
料金表
De 4 à 8 personnes : €32 - €47
公式サイト
www.les3chocolats.paris