オーベルジュ・ブレッサンのドアを一歩くぐれば、まるでタイムスリップしたかのような錯覚に陥るだろう。昔ながらのポスター、紋章、フランスの地図、革張りのブースやベンチ、壁にはウッドパネル、天井にはアイアンのシャンデリア......。私たちはここで、フランスの小さな村の中心にある伝統的な宿の雰囲気に浸っている。
アンヴァリッドから目と鼻の先、7区で数十年にわたり営業してきたオーベルジュ・ブレッサンは、デュマン一家によって引き継がれ、そのマルゴーとフェリックスはすでに素晴らしい伝統的レストラン、 オー・クリュ・ド・ブルゴーニュを経営している。
ここでもフランスの伝統に真っ先に飛び込み、 ソースを使った料理や、 フランス料理伝統の見逃せないレシピ、そしてフランスで最も有名なレストランのメニューと同じように、私たちの祖母(料理上手!)の家にもあるような驚嘆すべき料理を自慢のメニューとして提供している。
チーズスフレ、ブシェ・ア・ラ・レーヌ、ブルギニヨン・ド・ジュー・ド・ブーフ、ウフ・アン・ムレ、パテ・アン・クルート、そしてもちろんジビエ料理...。これらの料理を口にしただけで食欲がそそられ、このパリの冬に安らぎを求めるなら、オーベルジュ・ブレッサンがおすすめだ。
アラカルトで、前菜8~18ユーロ、メイン22~45ユーロ、デザート11~18ユーロ。ただし、 ランチタイムには、前菜/メインディッシュ、メインディッシュ/デザートが 29ユーロ、35ユーロのオプションもある。つまり、メニューのかなりの部分をより安く発見できるわけだ。
絶品のザリガニのグラタン(12ユーロ)、風通しの良い コンテのスフレ(18ユーロ)、 伝統的な ブシェ・ア・ラ・レーヌとそのソース・フィナンシエール(35ユーロ)、ジビエ好きのための 野ウサギのア・ラ・ロワイヤル、美味しいカマスのクネル(25ユーロ)などがある。
オーベルジュ・ブレッサンでのランチはすぐに巨大なものになる。グラン・マニエを目の前でフランベしてくれるクレープ・シュゼット(14ユーロ)や、チョコレート(12ユーロ)、塩バター・キャラメル、グラン・マニエ、リンゴ・カルヴァドスから 選べる 甘いスフレが一押しだ。
最高のフランス料理だ。