カルチェ・ラタンのビストロノミック・レストラン、ルイ・ヴァンは昨年、ウィルフリード・ロマンが率いる新しいガストロノミック・プロジェクト、ラヴァのために別れを告げた。メッス出身のこのシェフは、シュール・ムジュールやボードレールで働いた経験を持つが、一般にはトップシェフ・シーズン13への参加でよく知られている。
ボードレールで知り合ったヘッドソムリエのレミ・バジョワンを従え、30歳のシェフは 旅の影響を受けた ビストロノミックな 料理を提供する。長身で気さくな彼は、アジア、ラテンアメリカ、そして世界の隅々での経験から受け継いだ思い出からインスピレーションを得るのに苦労はしていないと言わざるを得ない。
内装は深いグレーと黒を基調とした非常に落ち着いたものだが、料理は悪魔のように媚びを売ったもので、まさにエキセントリックでさえ ある。間もなく、前菜/メイン、メイン/デザート35ユーロ、前菜/メイン/デザート39ユーロのランチメニューが登場する。
シェフの気まぐれで内容が変わる5品のコース・メニュー(75ユーロ)や、アラカルト・メニューでは、サイズも内容もさまざまな一皿をシェアすることができる。黒ゴマ・ライス・クリームとメルケン(19ユーロ)を添えたブラック・ソーラージュのセビーチェ(19ユーロ)は、チリとアルゼンチンに住む原住民、マプチェ料理の燻製唐辛子調味料;そして、チミチュリソース、ヴォーツィペリペッパー、ペコリーノチーズでスパイスを効かせた 仔牛のタルタル(18ユーロ)。パンチが効いている。
他の料理も同様に美味しい: スケトウダラの味噌焼き、尖ったキャベツ、昆布とグリーンカレー 添え(28ユーロ)、ブロッコリーは見た目ほどシンプルではなく、さまざまな食感と謎めいた5C1Mソース(16ユーロ)、忘れてはならないのが、バーベキュービーフの香りがはじける 牛フィレ肉のアクスリア、今シーズン初のグリーンアスパラガス、コクと風味のあるたっぷりでクリーミーなスモークムースリーヌ(30ユーロ)。ルバーブのデザート(14ユーロ)は、メスカルとチポトレ・ペッパーのゼリーで、ホットでもアイスでも楽しめる。
料理はもちろん、ミシュランの星付きレストラン「ノミコス」の元シェフ、レミ・バッジョワンのワインとのペアリングによってさらに引き立てられる。彼は、小さな極秘ドメーヌからメジャーで必見のアペラシオンまで、250種類の高級ワインのリスト作りに尽力した。LAVAは午後4時から7時まで、ワイン・バーの 形式に切り替わる。
カウンターや、まもなく設置されるテラス席で、熟成士のチーズや 南西部の生産者のシャルキュトリーを味わいながら乾杯するひとときだ。ルイ・ヴァンを忘れ、LAVAがここにある。
所在地
LAVA
9 Rue de la Montagne Sainte Geneviève
75005 Paris 5
公式サイト
www.lava-paris.com
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ディナー 火曜日~土曜日:19:00~22:30 ランチ 金曜日と土曜日:12:30~14:00 ワインバーとおつまみ 火曜日~土曜日:16:00~19:00