賑やかなリヴォリ通りから目と鼻の先、1区の小さな路地に、朝から晩までノンストップで営業する大型レストランがオープンした。通称「ガスト」は、朝9時から営業する通勤途中の菓子パン 屋から、10時から16時までブランチを食べる場所、そして日没後はビストロへと変貌を遂げた。
ダイニング・ルームでは、フェランディで修業を積み、香港からシドニーまで世界各国のレストランで経験を積んだシリワス・ングオン・ブンナが腕を振るう。ベーカリーでは、職人のパン職人キリアン・ル・ウエロー(元アクラム、ボードレール、シュール・メシュールのパン職人)が、クロワッサン、パン・オ・ショコラ、スイスパンなど、このジャンルの偉大な古典を讃えるだけでなく、クッキー、ケーキ、ピーカン入りシナモンロール(4.50ユーロ)、バニラ・フラン(8ユーロ)など、さらにグルメな 自家製ペストリーに舌鼓を打つ。
ヌアンスで焙煎されたスペシャルティコーヒーとともに楽しむモーニングだけでなく、 ヴィエノワズリーやペストリーはランチタイムのデザートにもなる。午前10時から午後4時まで、週末に限らず、ガストでは 26ユーロのお手頃ブランチを提供している。ホットドリンクまたはコールドドリンク(いずれも+2ユーロ)、クロワッサン、ヨーグルト、グラノーラ、エッグベネディクトまたはターキッシュエッグから1つ、クッキーまたはケーキが含まれ、プラス5ユーロでブラッディメアリーまたはミモザで乾杯できる。
オーストラリアのミートパイ(15ユーロ)、ニューヨークの パストラミサンドイッチ(16ユーロ)、パリのクロックムッシュ(15ユーロ)、カリフォルニアのアボカドトースト(15.50ユーロ)などだ。ドリンクの種類も豊富で、ブラック、ピンク、ゴールド、抹茶ラテ(6ユーロ前後)など、好みに合わせて選べる。
夜には、鴨肉とポン酢のケバブ、ピスタチオと野生のニンニクを添えたアスパラガス、玉ねぎとキャラメリゼしたリンゴを添えたブラック・プディングのコロッケなど、よりビストロノミックなメニューをゲストとシェアして楽しむことができる。また、60種類もの 自然派ワインのリストもあり、この日の乾杯にぴったりだ!