フォルスタイル・オテルズ・コレクション・グループのホテル「ブルーム・ハウス」がエスト駅と 北駅の間にオープンし、これまで選りすぐりのホテルやレストランに見放されていたこのエリアの変革をさらに加速させる。
緑豊かなインテリアの パティオ、心地よいスパ、温かみのある色、織物の照明、本棚を組み合わせた美しい談話室など、91室の客室を擁するこのホテルの中心にあるのが、「ブルーム・ガーデン」と名付けられたレストランだ。
厨房を率いるのは、いつか再会したいと思っていたシェフ、オリヴィエ・シュトライフだ。ロバート・スミス風のルックスもさることながら、 大胆かつ独創的なアイデアでシェフ審査員をうならせ、シェフ候補は準決勝まで勝ち進んだ。
今、彼はエルキュール・ポアロの口ひげを追加して首都に戻ってきたが、創造性は変わっていない。このロラン生まれのシェフは、 良質な食材と 短い流通経路にもこだわり 、ボーヌのレストラン「ル・ルレ・ド・ソークス」(妻とオープンし、2021年に閉店予定)でもすでにそのコンセプトを支持している。
オリヴィエ・シュトライフはこの新しい店で、フーケの店などで培った宮廷料理の経験を生かした地中海料理の修業を強調したい。 茄子のキャビアとバナナ(7ユーロ)、菓子パンのサモサ(10ユーロ)、牛ほほ肉の角切りパン粉焼きとコーヒービネグレット(10ユーロ)など。
また、グリーン・アニスシード風味のパヴェ・ド・メーグル(26ユーロ)、ポレンタと甘草のトゥルネ・ド・ヴォー(30ユーロ)、カリフラワーのロースト、ウガンダ産バニラとアルガン(21ユーロ)など、大胆な組み合わせで驚きを与える料理もある。
当初は火曜日から土曜日までのディナーのみ営業していたブルーム・ガーデンでは、カクテル世界チャンピオンでバリスタのヴィクトール・デルピエール氏が考案した、丁寧に作られたカクテル(16ユーロ)とモクテル(11ユーロ)のメニューを提供している。食材の季節感に合わせて作られるこれらのカクテルは、私たちの舌を魅了した。特に、ヴェルジュース、コリアンダー、ディル、ミント、シャンパンを使ったグリーン・スプリッツ・カクテルは、 植物由来の雰囲気を醸し出している。
ペルーの65%チョコレートのクーラン(12ユーロ)、砂糖漬けのトウガラシ添え、イチジク(14ユーロ)とフロマージュ・ブランのソルベ添えのブルトン・サブレ、 メドースイート(12ユーロ)とトンカの パンナコッタなど 。オリヴィエ・シュトライフの復帰が首都に良い影響を与えていることは間違いない。
所在地
ブルームハウス・ホテル&スパ・パリ
23 Rue du Château Landon
75010 Paris 10
料金表
A partager : €6 - €10
Desserts : €12 - €14
Entrées : €16 - €20
Plats : €21 - €30
公式サイト
bloomhouse-hotel.com