ダンテズ・インフェルノ(Dante's Inferno)」はよく耳にするが、レベッカ・ボーフォーの 最初のレストラン「ダンテズ・パラダイス(Dante'sParadise)」がオープンした。フェランディ・スクールを卒業した若きシェフは、アラン・パサールの「ラルページュ」、「ラ・ターブル・ド・レスパドン」、「ル・グラン・ヴェフール」など、名だたる名店で経験を積んできた。彼女は、古典的なテクニックを身につけると同時に、 もっとモダンな料理、少し人目につかないような料理を求めて、他を探すようになった。
ジュリアン・デュブエとともに A.Nosteで働いた後、レベッカ・ボーフォーは、パリ10区の活気あるパラディ通りにあるオテル・アムール・グループのかつての住所の代わりに、パリで最初のレストラン、ダンテを開くことにした。
ここでシェフは、分かち合い、和気あいあいとした雰囲気、美味しい料理への愛に基づいた料理のビジョンを表現している。この 温かくスタイリッシュなレストランのテーブルには、細部まで考え抜かれた内装、プライバシーを重視したプライベートダイニングエリア、オープンキッチンがあり、最高の雰囲気の中で食事を楽しむことができる。
ランチタイムには、週替わりのお手頃なランチメニュー(前菜/メイン、メイン/デザート22ユーロ、前菜/メイン/デザート27ユーロ)を選ぶこともできるし、15種類ほどのセイボリーやスイーツから選ぶこともできる。
私たちのテーブルには、ガンバ・オ・コンロ(12€)、肉厚でスパイシーな タコのピキージョ(18€)、とてもエッチな バオ・オ・ポルク・コンフィ(12€)、コクのあるジュとラブネで繊細なピンク色に仕上げたラム(20€)、パタ・ネグラとチリのラビオリ(12€)、丁寧に焼かれた色とりどりの美しい旬のトマト(10€)、そしてこのランチの一番のお気に入りがある:ニョッキ(10ユーロ)のセージバター添えは、とろけるような口当たりだ。グラスには厳選されたワインが注がれ、その中には自然派やビオディナミのものもある。
デザートは、甘すぎない赤い果実のパブロバ(11ユーロ)、ビター・チョコレートのプロフィトロール(9ユーロ)、そしてなんといっても、レモン・バニラ・シロップに浸したローマ風ブリオッシュの上に自家製バニラ・ホイップ・クリームをのせたマリートッツィ(9ユーロ)など、逆行する風味がたまらない。
見逃せない 新しいレストランだ。