新年が 近づくにつれ、2025年 初頭にオープン予定の新しいレストランを探す時期がやってきた。パリでは、モントルグイユのすぐ近くに ギリシャ料理レストラン 「イプセリ 」がオープンする。
もちろんレストランなのだが、バーを兼ねていて、そのバーには食料品店とサンドイッチが買えるデリカテッセンが隠れている。すべてが1つの場所にある。レストランから食料品店やデリカテッセンに行くには、分厚いカーテンを引けばいい。青と白を基調とした民芸的な装飾に頼る パリのギリシャ料理店の大半とは異なり、イプセリは、歴史的建造物に指定された建物内に、5メートルの高さの天井、アールヌーボーの時計が付いたスレート製のドームなど、ギリシャのガストロタベルナのラフで準備万端のデザインを採用している。
フランスのビストロノミーやイタリアのネオ・トラットリアスのように、ギリシャもまた、ここ数年アテネで活気を見せているガストロタベルナ・ムーブメントによって、料理の伝統を最新のものに変えてきたのです 」と、チームは説明する。 そのアイデアとは?地元の生産者やワイン生産者と手を取り合い、美しい食材を使って古典的なレパートリーのインスピレーションを刷新する新世代のシェフたち」。
フレデリック・アントン、ジョエル・ロブション、ジャン・フランソワ・ピエージュの厨房で働いた経験を持つ シメオン・カムシゾグルー、シェフのフラギスコス・ダンドゥラキス、デルフィーヌ・ピケの3人が創業チーム。クレタ風ラム肉のオリーブオイルチップ添え、タコのコンフィと茄子、7時間煮込んだひよこ豆......。 ギリシャのテロワールを巡る旅は、もうすぐ始まる。